morisakana

ここは広い広い幻想郷。そして空に沈む輝針城のお姫様と天邪鬼。天邪鬼は突如、降ってくる星のカケラの魔力に魅了され、自身の野望を夢む。しかしそれは地獄の始まりとなるのだった。

　四季映姫、上白沢慧音、稗田阿求の三人は、趣味で「記紀裁判」なる裁定討論会を開催している。その噂はだんだんと広がり、やがてさまざまな人妖たちからの相談が舞い込むようになる。とくに妖怪たちにとっては、遠い昔の出来事は記憶もあやふやになっていて、迷いや悩みをうまく決着できないことも多い。そういった者たちにとっては、この裁判は非常に参考になるのだという。閻魔の説教は勘弁してほしいけれど。