アオカラ

アオカラ

aocolor

繊細な感情の機微を描くのが好きです。人間ドラマをよく書きます。

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クールな白刃さんはデレで殺す
 御船和士は引っ越してきたばかりの新天地となる学校の体育館裏で、ジュースを飲みながら泣いている白刃美銀を見かけてしまい、無視することができずに声を掛けてしまう。彼女が同じクラスで隣の席であることなど予測できずに。 偶然の出会いから一瞬で御船に惚れ込んでしまった白刃は、あの手この手で自身をストレートにアピールし、クールに攻めていく。鈍感な主人公を相手するうちに、行為はどんどんエスカレートしていく。 料理を振る舞ったり、喫茶店デートをしたり、通い妻をしたり。 片方が直線的で、片方が曲線的な男女。 しかし、二人の出会いには理由があり、一目惚れにもわけがあった。 お互いの距離が縮まり、恋を自覚し、家庭環境や過去を少しずつ知っていくことで、二人の重要な秘密が明らかになっていく。 ただ一人を愛することを誓った少女が、過去と決別するクールラブコメディ。 超えられないトラウマは、ない。
マンカ・イセンリ

花の恨みは買わない方がいい、やつらは醜い

マンカ・イセンリ

 紫藤爽玄(しどうそうげん)は大学へ通う学費を捻出するために、極秘裏にとある依頼を受けていた。ある日、大学内で女子グループの頂点に立つ女性、金咲香織(かなさきかおり)が落とし物を届けに紫藤爽玄のもとへ訪れたが、爽玄は彼女の瞳のなかで黄金色の金木犀が煌めいているのを見てしまう。金咲香織の目の中にあるそれこそが、爽玄の依頼対象である花の呪い、「華呪」であった。華呪に取り憑かれている金咲香織は、異性関係のトラブルに悩まされ続けていた。そんな香織に爽玄は依頼主で専門家でもあり、華呪を摘出できるという満萌亥センリ(みもいせんり)を紹介することに。しかし、満萌亥センリが金咲香織へ要求してきた取り引きは、不自然なほど都合の良い条件であった。