ふたりの放課後はいつもコーヒーの香り
先輩さんとの放課後文芸部事情
実習棟の片隅にある文芸部。
幽霊部員がほとんどを占めるなか部室の主のように常にそこにいる部長の先輩新田さん。
読書も創作も大して関心が無いのに入部してしまい、なんだかんだで先輩さんに付き合って顔を出してしまう後輩不二くん。
ふたりだけの放課後はいつもコーヒーの香りがする。
奪うのは力……いや、服? やっぱ力?
俺にやたら絡んでくる美人の先輩が突然競泳水着でバトりだした
大学一年生の俺、境 渡(さかい わたる)には何故かやたらデカい態度で絡んでくる先輩がいる。彼女の名は小袖 張那(こそで はるな)。あだ名はチャンネー。
そりゃ俺だって美人に構われてるんだから不快ってコトもないんだが、これがまあまあメンドクサイ。
その先輩がある日服の下にこれ見よがしに競泳水着を着込んでやってきた。いや、アンタそれで校内どころか街中歩いてんの? さすがにちょっとどうよ?
だが彼女のその恰好にはれっきとした理由があったのだ。突如始まる着衣争奪衣能バトル。闇に蠢く【三本腕】の謎。
……本当に、そうなのか?