俺の好きな人、パンツ穿いてないってよ
私と君の初恋が実るまで
俺には好きな人がいた。しかし、自分には無謀だと身を引いていた。それでも、時々話し掛けてくれる彼女に対しての気持ちは変わらなかった。そんなある日、彼女が席に戻る途中転けた。それはたまたま、まさに偶然、そこにあるはずのもの……つまりはパンツが見れるかもというちょっとした期待とともに吸い寄せられた視線の先にあったのは、一糸まとわぬ柔肌であった。
そして、それとは別に問題もあった。ある晴れた雪の降る日に出会った純白のネコは俺の家に居座りる。そしてその仲間と思しき死神と名乗る人物は明らかに怪しい。
そんな曲者揃いでお送りする、ちょびっとファンタジー要素の入ったラブコメディー
チョコ、ちょこっとあげよっか?
君に好きって伝えたい
バレンタインに隣の席の女の子から
「もー、そんな顔しないのー。そうだ。今日はバレンタインデーだったよね? チョコ、ちょこっとあげよっか?」
なんて言われた。
きっと、またからかわれてる。そう思ってた。そうだと思ってたのに……。