大切なものは、いつも、きっと、そこにある
銀木犀の散るころに
秋が近づいてきているというのに気温は相変わらず三十度を超え、蝉がうるさく鳴いている。
そして、私の目の前には三浦茜と私の名前が書いてある赤点だらけのテストが広げられていた。
「次のテストで赤点取ったら留年だからね」
楽しい高校生活を過ごすつもりだったはずの茜に突如訪れた、留年の危機。
九月末には毎年楽しみにしている収穫祭もあるのに、全ての楽しみが消えてしまうかもしれない。
果たして、茜は留年を回避することが出来るのか!?
ちっぽけな村で彼女たちが送る、ちょっと不思議で、特別で、ありふれた願いを叶えるための高校生活が幕を開ける。
少年陰陽師は、最強の妖として覚醒する!
半妖の陰陽道
鬼屋敷龍二は、国家最強クラスの陰陽師を母に持ち、自分もそうなろうと努力していた。
しかし彼に才能はなく、ついに諦めてしまう。
だがあるとき、母が急死し、謎の妖刀が龍二へ託された。
妖に襲われ、危機に陥った幼馴染を救うため、龍二は刀を抜く。
「――来いよ、クズ」
龍二は異様な姿へと変貌し、強大な封印が解かれた。
やがて、最強の妖として覚醒した龍二の元へ、妖が集まり百鬼夜行を築いていく――
これは、半妖が陰陽師となり百鬼夜行をも従えて成り上がる、和風バトルファンタジー!
※本作は、アルファポリス様、エブリスタ様、小説家になろう様でも連載しております。
負けヒロインが幸せになるまで物語
負けヒロインの幸せなその後
卒業式の最中、神崎 優也は前世の記憶を思い出し気絶した。そして、この世界がマンガの世界であることを知り、クラスの美少女で知り合いの小田切 寧々が幼馴染みの主人公に今日振られる負けヒロインであること思い出す。
最初は自分なんかじゃ何もできないと卑屈になりながらも、失恋した寧々を立ち直らせようと奔走する。
これは、モブだった少年が負けヒロインを幸せにするまでの物語。