あらすじ
『白いカラスの正体は司波だ。司波が白紙の国を亡ぼす』 身体改造を生きがいとする赤坂の惨殺死体が月の宿で発見され、第二回・大星裁が開かれた。事件の容疑者(レグルス)となった白鳥は、都落ちの危険を抱えながらも、陪審員である五芒星に果敢に挑む。 疑いが晴れないまま神の目から解放されることとなった白鳥は、世羅とユキと共に夢の塔を訪れる。導きの民が受ける衝撃的な教育。命の重さ。求められる命の取捨選択。赤坂事件の真相を追いながら、白鳥の常識は次々と覆されていく。 ユキと共に事件の真犯人を捜す白鳥であったが、命の図書館で次なる事件に遭遇する。 ――果たして、星の裁きは予定調和か気まぐれか。 白鳥の都落ちを企む影の存在が、運命をこれでもかと翻弄する。波瀾曲折《はらんきょくせつ》の第二幕がここに始まる!

小説
東海林利治

イラスト
嘉月まり
レビューはまだ投稿されていません